大川のお隣、柳川市。どんこ舟に揺られながら、四季折々の風景を楽しめる川下りで有名です。3月の節句には“さげもん祭り”、 11月には北原白秋の“白秋祭水上パレード”のほか、季節ごとの草花を楽しめる催しや町のイベントも多く、福岡県でも人気の観光名所。今回は、特にプラニングしなくても、大川からの帰り道にフラッと気軽に立ち寄れて楽しめるおすすめスポットをご紹介します。

樹齢約300年、めくるめく広がる藤色の絶景。中山の大藤

今が旬の藤の花を壮大に堪能できるのが、柳川市三橋町の熊野神社境内にある中山の大藤。樹齢約300年という歴史ある藤の木で、福岡県指定天然記念物に指定されています。地元保存会の方々に大切に管理され、今年も見事に花開していました。開花中は、境内とお隣の立花いこいの森公園にて“中山大藤まつり”が開催されています。お祭は5月2日までですが、それ以降も散りゆく藤の花、花の後は鮮やかな新緑など、のんびりと楽しむことができます。

中山熊野神社　福岡県柳川市三橋町中山583-1
※出店などで賑わう“中山大藤まつり”は5月2日（火）まで開催予定

美味しい珈琲を飲みながら、柳川土産をセレクト！　ムトー商店

柳川の中心地、川下りコースからほど近くにあるムトー商店さんは、柳川土産と珈琲のお店。特にフレンチプレスの美味しい珈琲に、柳川の和菓子・きなこばんも〜は相性抜群。他にも、カフェラテやカプチーノ、ハーブティーなど豊富なドリンクメニューに加え、こどもびいる、樺島氷菓のラインナップもあり。香ばしいイムスタンさんの焼き菓子も揃っているので、おひとりでも、お子さまと一緒でもカフェタイムを楽しめます。

また、月に2回、“八女エリア編”でご紹介したニコパンさんの焼き立てパンを店内で楽しむことができます（詳しくはお店のブログをチェック！）そして何と言っても、店主のセンスによる柳川土産と雑貨が充実していて、店内はいつも賑やか。手ぬぐいから一筆箋、オリジナルポストカードなど、つい自分で使ってみたくなる文具がたくさん。いつものデスク周り、日々の家事がちょっと楽しくなるような、ユニークで可愛い雑貨が揃っています。

福岡県柳川市新町37
営業時間　10：00 ～ 19：00　※不定休

ダシ良し、トッピング良し、めん旨し！三拍子揃った地元の味　立花うどん

柳川グルメといえば、ここを外せません。国道208号線沿いにある立花うどんは、全国のうどんを研究して誕生したという味が自慢の人気店。お昼時の店内は200席が埋まるほど賑わって、生きの良い店員さんの声が響きます。少しずらして早めのランチもおすすめ。午前9時からオープンしているので、始動前に喝を入れる“朝うどん”もいいかもしれません。

人気の肉ごぼう天うどんは病みつきになる旨さ。ボリューム満点で650円とリーズナブルです。お持ち帰りもできるので、買って帰っておうちで食べても。肉の甘辛さと出し汁のコンビネーションは絶妙です。

福岡県柳川市三橋町高畑191
営業時間　9：00 ～ 21：00

柳川藩主立花家の邸宅だった御花は、柳川の歴史を代表するスポット。中をゆっくり回覧しても良し、周辺のお堀沿いをお散歩するだけでも旅気分を味わえます。堀端の柳や季節の植物、どんこ舟など、水面に映る景色も、水郷柳川ならでは。歴史や文化に触れたりと見所は他にもたくさんありますが、ゆっくりとした時間をひととき吸い込んで、骨休め。そんな楽しみ方もある柳川の魅力。ほっこりできるところ、ぜひ探してみてくださいね。