お客さまのイメージをカタチにしてお届けする、オーダーメイドの納品事例。今回は、先日お届けした幼稚園向け家具をご紹介いたします。ご依頼いただいたのは、「モンテッソーリ教育」を取り入れた、大牟田市で唯一「縦割りクラス」を導入している大牟田天使幼稚園。安心して長くお使いいただけるように、家具を使うシーン、気をつけるポイントなども、園の先生からひとつひとつヒアリングしていきました。

ご要望
幼稚園の中でも一番小さな子どもたちのテーブルやベンチ、シェルフは、私たちが思うみんなの身体に合ったサイズではなかなか見つかりません。身長も体重もひと回り小さな、3歳未満の子どもたちにちょうど良いサイズのものを、みんなにとって扱いやすく、ぶつかっても怪我をしないように優しく仕上げてください。組み合わせてグループで囲んだり、バラしても使いやすいように、そして満遍なく木の手触りを感じられるものが理想です。

自由に動き回れる教室

欲しいものをサッと見つけて、きちんと戻せるシェルフ。大きな教室を前と後ろで区切ったり、元気いっぱいの子どもたちの導線を邪魔することなく、ほんのり囲うことで集中力を高めたり。小さいながら目的に合わせて、大きな空間を自在に区切って使えるシェルフです。

グループでも、一人でも。組み合わせて楽しいテーブル。

2台合わせて並べると、大きなフラワーテーブルの完成。みんなで囲んで顔を見合わせて、コミュニケーションの輪を作れます。お隣とほどよい距離を保ちつつ、席に着くと、くぼみにすっぽり手足が収まります。

半円、正方形、長方形など、大小さまざまなデスクは、組み合わせたりバラしたり、いろいろな配置で使えます。ひとり席、ふたり席など、子どもたちが落ち着く場所はいろいろありそうですね。ラウンド型のテーブルは、先生を囲むのにぴったり。

細々したものから大きなものまで、スッキリしまえる収納スペース

幼稚園には小さなものから大きなものまで、たくさんの遊び道具、学び道具があります。それに加え、季節ごとに使う催しの用具もさまざま。ということで、たっぷりとしまえるキャビネットも一緒にオーダーいただきました。万が一に備え、転倒防止ベルトもセット。忙しい先生をしっかりサポートする収納です。

最後に…
輪になって先生のお話を聞く姿、テーブルの上でお洋服をたたむ練習、紐にビーズを通す小物作りなど、撮影の間にいつもの様子を見せていただきました。印象的だったのは、みんなそれぞれ今やっていることに“夢中”な姿。たくさん遊んで学んで、大きく育っていく日々を支える木製家具でありますように、私たちも負けないくらい夢中で家具作りに励みたいと思います。ありがとうございました。

※テーブルに合わせたキッズチェアは他社製品となります。